榎並雪彦 オフィシャルブログ
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技術解説 「上手い人は皆 踵を使って踏んでいる!?」

技術解説「上手い人は皆 踵を使って踏んでいる!?」

最近 「もっと踵を使う(踏む)」 とか 「スキーを動かす(止めない)」 とか言われてますが、意味 わかりますか?
お客様からもHPに質問がありましたが、ここではその解説を 「榎並流に説明」 したいと思います。

まず 下の 「ブランコを立ちこぎしてる」 絵を見てください。
070529BLANCO_3.jpg
これはブランコを大きく振ろうとしている絵です。
この絵を見て 「身体の使い方(動かし方)」 をイメージしてください。
ブランコの板を大きく前(上)へ振るためには、進行方向に後ろから脚を押し伸ばしてあげるように身体を動かします。
 注意する事は、「足首を緩めず踵を踏むこと」、そのことにより後傾ではない良いポジションで踵を使う運動になります。
このブランコのイメージが 「もっと踵を使う(踏む)」 & 「スキー(板)を動かす(止めない)」 という身体の動きと近い動きになります。

その動きを手でイメージしたのが下の連続写真です。 070529te-2hp_rainbow.jpg
上の写真は矢印の方向に手の平(手首側)を押すように動かします。
伸展筋を使い手の平に圧をかけるようなイメージです。
ただし指先はあまり沈まないようにもう片方の手でおさえます。

この動きが 「踵を使う(踏む)」 & 「スキーを動かす(止めない)」 というイメージの動きになります。ブーツのタングをただ上から潰すような脛(すね)の曲げすぎた使い方と違うことが分かると思います(脛を曲げ過ぎると足は前へ出て来ません)。
ブーツの足首の角度は適度に前傾してます。その適度な前傾角度を大切にしたいです。

そしてそれを横に動かしたのが下の写真になります。 070529te-1hp_rainbow.jpg
この上の手の動きが実際にターン中に行う脚の動きのイメージになります。

重心はスキーのセンターに近いところですが、ターン後半は踵側を押し込むようにスキーの動きを止めないことが重要で、この動きができでばターン中 スキーを止めない 「身体の運動が途切れない」 、そしてそのスキーを踏んだ圧の返りを利用して切換え スキーや身体の移動の速い 「走るスキー」 が表現できる滑りになると思います。

注意点としては足は動いても、上体は斜面に対しての前傾角や谷向きをあまり変えない事がポイントになります(これは前のブログ技術解説でも説明しましたが、結果ターン前半は内向内傾、ターン後半は外向外傾になります)。 また踵を踏む時は膝の角度を曲げない(緩めない)事が重要です。膝を曲げると腰が後ろへ引けて後傾になってしまいます。

ちなみに私が教えているKさん、脛や上体の前傾が強く前へ突っ込みすぎる滑りで 私はバランス(ポジション)が悪いので数年前から 「もう少し脛を起して踵を使って滑って」 とか 「もう少し上体を起してスキーの真ん中に乗って」 というアドバイスをしていました。 
最近いろんな先生から同じようなことを言われやっと直す気になったとか・・・、  どうりで近頃 ずいぶん上手くなったと思いました。 Kさん頑張ってください。(^^)


興味を持った方、 この手の動き試してみてください。
また ご質問、ご意見等ある方はメールにてお願いします。

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解説その4、「たわみの運動」って知ってます?

「身体のたわみ」ってわかりますか?

今回で4回目になる技術解説、今までの解説は技術用語に対しての説明が主でしたが、ここでは実際に連続ターン中どのような「身体運動が必要なのか」を榎並流に説明したいと思います。

「身体のたわみ」ってわかりますか?

私が実際のレッスンで数年前からアドバイスしている内容は上の図にあるように身体を側方たわませる運動です。
 タ―ン中(特にターン後半)に関節の曲げ(上下動)を使わず、そして雪面に対してスキーエッジ角度を変えず頭の位置をターン外側(谷側)に移動させます。結果 身体は上の写真のように弓なりになります。
この動きが切り換えに必要な力の源になります。 たわんだモノは戻ろうとします。そのたわみもどる力を利用して切り換えて次の谷回りのポジションに移動します。

 よくターン始動の「とらえが早い、遅い」といいますが、「早くとらえる」為には、ターン後半のたわみの身体運動が重要になります。 「早くとらえる」ためにはその前のターン後半の仕上げの運動がしっかりできるかどうかで決まってくるように思います。
そのターン後半に表れるフォームは写真のように身体をターン外側にたわませた外向傾になります。 ターン中はいつまでも内向内傾ではなく、ターン後半は切り換えの準備という事で、外向傾のポジションを作る、その動作が次のターンの準備という事で先行動作になると思います。
 一般的に先行動作は内向内傾ですが、ターン後半それが外向傾に変わる動きが本来スキーヤーがしなければならない大切な身体運動だと思います。
 結果切り換えの動きは自分の力で移動するのではなく、たわみで蓄えられたエネルギーを上手く解放するように使い、次へ移動します。
 それができればターン仕上げで身体のたわみスキーたわみの解放する力を利用した切り換えスキーと身体の速い移動、走りが表現できる早い切り換えが可能になると思います。

  また身体をたわませるには脚部の筋力も重要ですが、「体幹部」(身体の胴回り)腹筋、側筋、背筋、胸筋・・・などの筋力を付ける事も重要だと感じます。 体幹部の筋力が付けばターン後半 身体をたわませ次のターンに入る準備動作「溜め(たわみ)」が容易に作れます。

 以上、榎並の技術解説になります。
  「そんなこと知ってる」 とか 「少し違うと思う・・」 とか 「そんなこと初めて聞いた・・」 など、いろいろな意見や考えがあると思います。 興味のある方、ぜひ参考にしていただきたいと思います。 またご意見等ありましたら、「コメント」に書いていただくと嬉しいです。
 技術的なディスカッションがいろいろあって日本のスキーがより良い方向に向かう事を願っています。

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続編その3、「外足主導と内足主導」

外足主導」 と 「内足主導

20060706222311.jpg

 久々の技術解説、今回は「外足主導と内足主導」について書きました。この言葉も数年前から指導員の研修会などでテーマに取り上げられた中の一つです。
(下記に書いた内容は榎並流に表現したもので、あくまでも参考にしていただきたいと思います。)

これは前回に説明した「中心軸運動感覚と二軸運動感覚」と、とても関係が深い内容だと感じます。
 上の写真は、左右の足の荷重配分の違いの一つの例として取り上げたものです。
左の図は、「9対1の外足荷重」から切り換え後1対9の外足荷重」というように一気に荷重配分が換わっています。 これは外足主導、交互操作(中心軸運動感覚)という滑りになります。
 それに対して右の図は切り換え直後も荷重配分は内足の割合が多くターンをしながら徐々に次の外足に荷重が多く移っていく、このイメージが内足主導の同調運動という表現の滑りになると思います。
 左の図はシュテムターンテールコントロール要素などのターン始動からターン外向きに大きく力が働く滑りで、スタンスの前後差切り換えで換わるパターンです。
 そして右の図は切り換えではスタンスの前後差は変わらずターン前半は外足が前のイメージ(トップコントロール要素、二軸運動感覚)になります。
そして大切な事は切り換えでの重心移動で、次のターン内側(谷側)にしっかりクロスオーバー(切り換え)できる方向に重心を移動させることです。 それが「内足主導操作」をより正確にスムースにするための方法だと思います。
上の図に書いた左右の荷重配分の数字はあくまでも参考です、実際に滑る時の良いイメージ作りやヒントにしていただきたいと思います。

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続編 その2、「二軸運動感覚」と「中心軸運動感覚」。

「二軸運動感覚」と「中心軸(一軸)運動感覚」

お待たせしました。
 4月に一度このテーマを取り上げましたが、久しぶりに続編を書きます。
(この内容については榎並流に榎並自身が考えて書いた内容です。「私とは違う」「私はこう思う」とか いろいろな考えがあると思います。ご意見、ご要望などありましたらぜひお聞かせください。)

 まず下の写真を見てください。 ski.tal-a.hp.jpg
ski.top-a.hp.jpg
(写真は月刊スキ―グラフィックに掲載されたモノを使用しています)

この2つの写真を見てその違いがイメージできると思います。
まず「上の写真」は、脊柱(背骨)回転軸とした「中心軸(一軸)運動感覚」です。
そして下の写真は、左右の股関節を通る二つの軸をイメージした「二軸運動感覚」です。
特にターン前半(谷回り)にそのポジションの違いが表れます。
上の写真の「中心軸(一軸)運動感覚」は、回転(ターン)方向「方向」に対して外向き「方向」に力が働く体の向き、すなわち「テールコントロール」のポジション。
そして下の写真ののように「二軸運動感覚」は、進行方向「方向」に対して回転(タ―ン)内向き方向」にが働く体の向き、すなわち「トップコントロール」ポジションになっています。

注目してもらいところは2つ、1つは下の写真「二軸運動感覚」の体の向きで 進行方向(スキーの向き、方向)に対して 体の向きがターン内側(方向)に先行しているところです。「二軸運動感覚」の大切な運動は「二軸」をただ意識するだけでなく、二軸の「軸の上の部分(上半身)から次の向きを先取る「先行動作」になっています。
2つ目は上の写真、「中心軸(一軸)運動感覚」で滑っているスキーヤ―はターン前半から外腰が引けた外向傾ポジションが強く表れ 斜面に対して大きく横を向いた消極的な滑りになります。
それに対して「二軸運動感覚」で滑ると、ターン前半は内向内傾の滑りが表れ、ターン前半のスタンスは外足が前に出て外腰も前に出ます。そして上体向きF.L(フォールライン)方向に向いている積極的な滑りになります。

トップ&テールコントロール」はどうかと言うと、二軸運動感覚とされています。
どのようなポジションかというと進行方向に対して体の向きは内向きでも大きな外向きでもなく進行方向に向いたポジションで、適度な外向傾が表れるポジション、「テールコントロール」と「トップコントロール」の中間的要素の滑りになります。

また指導者検定においてもこの滑りの違い表現出来るか出来ないか合否の判定の基準になると思います。
ただ単にスキーが切れているズレているとか、スピードが早い遅いでは決まらず、ターン前半どの方向に作用したポジションになっているかが重要だと感じます。(両股関節の可動域の変化が滑りポジションの変化につながると思います)

以上が 榎並が考える「中心軸(一軸)運動感覚と二軸運動感覚」の違いになります。 理解に苦しむ悩むスキーヤーのお力になれればと考えています。
(この中心軸運動と二軸運動の概念は、数年前からSAJ教育部の指導員研修会テーマの一つとして取り上げられました)

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その1、「二軸理論」

「二軸」には2つの意味がある。

数年前から「二軸」という言葉がでてきた。
榎並流に解説すると、「二軸」には2つの意味があると思う。
1つは、「二軸運動感覚」(身体的ニ軸)、 もう1つは「二軸のスペースを移動する」(スペース的二軸)である。 06.4.14.hp.jpg
上の写真の左は、身体の二軸で「左右の股関節を通る二つの軸」、そして写真右は縦に2本の青い平行なラインを引いたスペース軸です。

今回 お客様からの質問でこのテーマをブログにて取り上げました。2つの「二軸理論」の解説については後日ブログにて説明したいと思っています。
この内容についてご意見,ご質問、また他の技術的な質問等でもかまいません、ご意見などありましたらぜひブログやMailにお願いします。


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